今回は、経費についての話をします。
実は個人起業家の経費ってみなさんが思っているほど広くはないのです。
今回は、食事代を例に出して、個人事業主と法人の経費に違いについてお話していこうと思います!
個人事業主の経費
事業をやっていると、どこまで経費にしていいかわからないですよね。
例えば、
・ひとり飯
・ひとりカフェ
・ひとりで飲み屋
このような、ひとりで使う支払いって経費にできると思いますか?
…
…
…
結論から言うと、個人事業主なら経費にするのは難しいけれども、法人なら経費にできます!
驚かれる方もいるかもしれません。
おそらく、個人事業主の方はなんでもかんでも経費にしている方、多いんじゃないかなと思います。
でもですね。
いざ、税務調査なんて入ろうものなら、ひとり飯なんて絶対経費に認められません!
なので、税務調査が来たら
「全部経費にしちゃってるけど…大丈夫かな?」
と。
途端に不安になるんです。
だって何でもかんでも経費に入れちゃってるもんだから、不安になりますよね?
でも、法人だと話は別です。
経費についての大きな勘違い
経費にする説明力と証拠さえあれば、認められるので、しっかり対策しておけば税務調査は怖くありません。
経費って、法人より個人事業主の方が、なんでも経費にできるイメージありませんか?
「個人事業主なら領収書さえあれば、なんでも経費にできる」というイメージが強いと思います。
でも法人だと、
厳しい税理士が、
・この経費だと経費に認められないリスクがありますよ?
・この車は本当に事業につかっているんですか?
・スーツを経費に入れている理由を教えてください
と、制限してくると思っていませんか?
つまり、個人事業主だと経費の幅が広くて、法人にすると経費の幅が狭くなると思っていませんか?
でも、実は全くの真逆なのです。
個人事業主だと経費の幅はめちゃくちゃ狭くて、法人だと経費の幅は広くなっているんです!
個人事業主がなんでも経費にできると思っているのは、税務署に入られるまで誰のチェックも入らないからです。
顧問税理士さんがしっかりチェックすると、個人事業主で認められる経費はかなり限定的です。
なぜかというと、
法律上、そうなっているからなんです。
簡単に説明すると、個人事業主が経費に認められるためには、
✔︎ 売上獲得に「直接」関連していること
それが条件です。
しかも、本人の判断ではなく、客観的に見て誰が見てもわかるようになっておかないといけないのです。
要するに、
第三者から見ても「この費用は明らかにあなたの売上を上げるために必要な支払いだよね」ということがわからなければいけません。
このような条件で見た時に、
先ほど例に出した「ひとり飯」ってこの条件に当てはまると思いますか?
領収書を第三者に見せて、
「この費用は明らかにあなたの売上を上げるために必要な支払いだよね」
って分かりますか?
普通分からないですよね?
だから、この場合、個人事業主は経費に認められないってなるんです。
法人の経費の幅は広いのです!
でも、法人の場合は経費の条件が緩いです。
なぜなのか?
法人には、法律上、法人格という人格みたいなものが与えられています。
なので、法律的には人と同じような扱いになるわけですが、法人にはプライベートは存在しません。
だって、事業活動をするために作られたわけですから!
だから法人は人のような扱いを受けながら、人ではないので、法人の活動には事業活動しかない!ってみなされているんです。
つまり、法人は事業活動しかしないから、法人が支払ったお金は基本的にすべて経費にしていいって理屈で法律上が作られているんです。
例えば、例に挙げた
・ひとり飯
・ひとりカフェ
・ひとりで飲み屋
これらも、法人で使う理由があれば、全部経費にできるってことです。
こう考えれば、やっぱり法人化って早めにやっておくべきだなと思います!
だって個人事業主だと、
全部経費にいれちゃって税務調査に怯えるか、
税務調査が怖いのでほとんどの経費をいれないか
の2択だったのに。
法人化すると、
堂々と経費にできるようになるので。
ということで今回は、
個人事業主と法人の経費の違いについてお伝えしました。
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